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Walk With God Ministries

22 9月

アメリカを憂う(2)   坂 達也   2009年9月22日


アメリカを憂う(2)

                                          坂 達也 

 今年になって、それも特に最近私は、今アメリカに起こりつつあることがあまりにも重要かつショッキングであるために、ニュースを聞くたびに直ぐにも日本の皆さんに伝えなければいけないと言う衝動に駆られて来ました。(そしてその都度ぐっと抑えて来たのですが)なぜなら、それをしていると、あたかも私が政治・経済評論家にでもなってしまって霊的メッセージを二の次にしていると誤解される恐れを持ったからです。実はそれ程、最近のアメリカの政治・経済と言うより、もっと根本的にアメリカの民主主義国家、ひいてはクリスチャン国家としての国の土台そのものが激しく揺さぶられております。 

 チャック・ピアース師は8月22日に当HPに掲載したメッセージで「経済的シフトが8月の終わりまでに起こるのに気をつけていてください。8月24日から10月17日の間に、金融システムに大いなる変化があるでしょう。銀行のシステムの変化はまだ全部完了していないことに注意してください。これから構造的なシフトが加速度を増して起こります。政府機関は人々の見ている前で再編成されて行きます。」と言いました。
 ここでご注目いただきたいのは彼が「政府機関は人々の見ている前で再編成されて行きます。」と云ったことです。この預言は今アメリカにおいて「まのあたりで」その通りのことが起こっています。

アメリカではこの春、昔起こった有名なボストン・ティー・パーティーに倣ってか、各地でティー・パーティーと称する主に国の税金政策への抗議集会が持たれました。その後夏に入り、オバマ大統領は千ページ以上と言う問題だらけの内容を持つヘルス・ケアー法案を突然提案しました。問題は、議員の誰にも法案をゆっくり読む暇すら与えないで8月の夏休み休暇前に上下院を通そうとした大統領の強引なやり方に保守派の国民が中心となって大反発が起きました。それによって休暇前の法案決議は阻止されたのですが、休暇に入った8月には各地でその地方の議員を呼び出し法案の内容を問いただす「タウンホール」集会が持たれ、これが国を挙げての大変な論争騒ぎを引き起こしました。

これに加熱された国民の政府と国会に対する不信の声は、Tea Party Expressと言う民衆の抗議集会に発展し、8月28日西海岸のサクラメント市を出発点に34都市、7千マイルにわたるバス・ツアーによる集会を終えて、9月12日には首都ワシントンに集結しました。これには全国から参加した少なくとも約7万の民衆(実際は何十万人とも言われ、官公庁からの公な数字は出されていない)がワシントン・モールを埋め尽くし平和裏で抗議集会が持たれたのです。(日本ではあまり取り上げられていなかったようですが?)

このアメリカに今起こっている民衆の「むしろ旗蜂起」は単に経済リセッションとか、失業者増加、急増する国の負債への不安、ヘルスケアだけの問題ではなく、あるいは、デモクラットとかリパブリカンと言う政党支持の問題でもなく、むしろ国全体の言論の自由が脅かされ、政府に権力を集中させようとしているオバマ政権の社会主義(マルキシズム・ファッシズムとさえ取沙汰されている)に移行するのではないかという恐れと反発に発展しつつあります。抗議集会に集まる民衆は政治集団というよりも「愛国者」の集まりと言うべき人たちで、アメリカ合衆国憲法を忘れるな!守れ!の声も多く聞かれました。

リック・ジョイナー師が「今、アメリカの将来が問われる国の生死の問題にまで立ち至っていることは疑う余地がない」と言っている通り、47年アメリカに住む私自身もこのような事態は未だかって経験したことがないことに驚愕しております。
私が知っている歴代の大統領は必ずしもクリスチャンとは言えないにしても、オバマ大統領のようにはっきり反クリスチャンの大統領はおりませんでした。そしてその違いがこれほど大きいとは思ってもみませんでした。しかしメディヤの大半は気がついていないようです。この「むしろ旗」現象は過去に起こったマッカーシーイズム、ジョンバーチ・ソサエティー、ケネディー大統領暗殺、ウオーターゲート事件、2001年のテロによるワールド・トレード・センター爆破事件等のパラノイド・ポリティック(偏執病的政治現象)の一つぐらいに扱っておりますが、いずれそんな問題ではなく、アメリカの命取りとなる可能性とその大きな危険性に気が付く時が来ると思います。あるいはその時は既に手遅れになっているかもしれないません。

さて、そこで本日ご紹介したいのは、「The CALL」を主催しているルー・インゲル師が9月20日に発した緊急の警告と祈りのお願いについてです。師は今「イスラムの大きな波が押寄せて来ている」ことを指摘し、アメリカの全クリスチャンが緊急に霊的戦いの準備に入ることを呼びかけました。それは数日後に迫っている9月25日にMuslim Day of Prayer in Washington DCと称して5万人のイスラム教徒がワシントン・モールに集結し、ホワイトハウスまで行進しようと言う歴史的企画をしているからです。彼らは「イスラム教徒はホワイトハウスに行進し、そこでアラーに祈り、ホワイト・ハウスがイスラム・ハウスになる勝利の宣言をする」と言っておりますから大変な事態になって来ました。

インゲル師は「これは単なる空な言葉ではない。それは闇の霊の敵が企てる目標と計画(の集中攻撃)を物語っており、今アメリカに大きなトラブルがもたらされつつある。」と言います。師は「第一、我々の大統領は、最近イスラムの聖なる断食祈祷の日Ramadanが来ることを称え、それにイスラム教徒が参加することを奨励した。一方この大統領は、春のアメリカの伝統的行事であるクリスチャン中心の「国民祈りの日」には何も言わず、完全に無視した。」と言います。通常「国民祈りの日」に大統領はワシントンDCに全国から主な人々を招待して自らの大きな祈祷集会を持って来ましたが、今年オバマ大統領はこれをしませんでした。


今アメリカは本当に急変しつつあります。数年前からアメリカに今後起こることへの預言を受けているジョン・ポール・ジャクソン師は、師の「パーフェクト・ストーム」と題するDVDメッセージの中で、

・オバマ大統領を暗殺する計画が立てられること、
・今後アメリカの学校ではクリスチャンの祈りは禁止されても回教徒の祈りは許される 
 時代が来ること、
・そして、イスラム教徒のアメリカ大統領が2024年までに実現する


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