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17 7月

「終末の時」とは誰も未だ経験していない      坂  達 也       2020年7月16日


終末の時」とは誰も未だ経験していない

 

                   坂  達 也

 

 

 (前回のメッセージに続く)最後に申し上げたいことがあります。

 旧約・新約聖書を通して「終末の預言」は非常に多くされています。しかし、人間の

歴史上、その終わりの時にどんなことが起こるかは、誰も経験していないことに、私た

ちは気がつく必要があることです。それは前に引用しましたが、主が植えた本物の良い麦と、悪魔が植えた毒麦のどちらも完全に熟すとどうなるのかの問題です。

 

 先ず、神が植えた「良い麦」が完熟すると、その実は「愛、喜び、平安、寛容(忍耐)、親切、善意、誠実(信仰の満ちた faithfulness ), 柔和、自制」が満ち溢れれます。(ガラテヤ5:22)そして、最高の霊的覚醒と、未曾有の大リバイバルが起こり、地上における霊的弟子訓練が完了します。

 

 一方悪魔が植えた毒麦が完熟すると、世の中はかって見たことが無いほど悪くなる。

それは「不品行、汚れ、好色(姦淫、わいせつ)偶像礼拝、魔術、敵意(憎しみ)

い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興」等であるとガラテヤ書

5:20に書いてある通りです。

 特に明らかな現象は、神と悪魔は全く相容れないのですから、あらゆることにおいて

「分裂・分派」が起きるのは当然です。現在のアメリカは、まさに政治からメデイヤ、

民衆も完全に二つに割れています。そして世界は、二つの陣営、アメリカを中心とする

親米国・親イスラエルに敵対する中国、ロシヤ、イラン等の共産・社会主義の過激派の国々が、最後にアメリカとイスラエルに攻め込む計画を着々と計画しています。そして前述のごとく、その兆候は今既に歴然として目に見えています。

 

 次に、神は「愛」と言われますが、本当にそうであることが明らかになります。聖書

には「あなたの敵を愛しなさい」と書かれていますが、私たちは本当に敵を愛している

でしょうか?それがどういうことか理解しているでしょうか?

 神は、現在のイラン・アラブ諸国の祖先であるイシュマエルに対しても、父であるアブラハムに、イシュマエルを祝福し、大いなる国民にすることを約束しました。真に愛の神は、イシュマエルの末裔が、後にご自分の国、最愛のイスラエルと敵対する宿敵になることが分かっていてもそうしたのです。

 

 それを言えば、神は、元々自分の子にするために造った人間を、生まれる前から全員

、罪人になるのを覚悟し、全ての人間が罪人となるのを許しました。全知全能の創造主の神がどうして敢えてそうしたのでしょうか?

 その理由はロマ書11章に書かれています。特に32節で「神は、すべての人をあわ

れもうとして、すべての人を不従順(罪)のうちに閉じ込められたからです。」と書か

れています。つまり神は最初からこの世を一旦悪魔に手渡したのです。ですからパウロ

は、ロマ書12:2で「だからこの世と調子を合わせてはいけない」と教えます。つい

ては、ロマ書12章を、霊の訓練を受けて完熟した人間の姿であることにご留意してじ

っくりお読みいただきたいと思います。

 

 ロマ書12:3−21「・・・だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量に応じて、慎み深い考え方をしなさい。一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。私たちは、与えられた恵に従って、異なった賜物を持っているので、もしそれが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教えなさい。勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまず分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は喜んでそれをしなさい。愛には偽りがあってはなりません。悪を憎み、善に親しみなさい。兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。聖徒の入用に協力し、旅人をもてなしなさい。あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、帰って身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者だなどと思ってはいけません。だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。

 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それはこう書いてあるからです。『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。』もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」

 

 私はパウロの上記の言葉をタイプしながら、こんなに貴重なことばはないと感激しました。これを表にして壁に貼って毎日眺めて暮らしたいと思いました。

 そしてパウロは、ロマ書の11:36、37で「神の知恵と知識との富は、何と底知れず深く、そのさばきは、何と知り尽くしがたく・・だれが主のみこころを知ったのですか。誰が主のご計画にあずかったのですか。・・」と言い、次節で「すべてのことが、神から発し、神によってなり、神に至るからです。どうかこの神に、栄光がとこしえにありますように。」と書いています。ハレルヤ!

 そのことが、また、ガラテヤ書2:20で次のように説明されています。「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや、私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」

 

 イエスキリストだけが唯一の完全に完成された人間です。そのイエスを信じてイエスに自分の人生を生きてもらう人間だけが「永遠の命」でキリストとともに永遠に生きるのですから、神の愛と福音は何とすばらしい「知らせ」ではありませんか。(終わり)


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