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22 7月

預言的な家族を育てる鍵 デモンテ・エドモンズ 2019年7月22日


預言的な家族を育てる鍵

 

          デモンテ・エドモンズ(Freedom 4 the Nations)

 

   健全で力ある地域教会を立て上げキリストのからだに活力を与える道の一つは、力ある家族を立て上げることです。家族こそが社会の土台となる核です。歴史的に見て、家族の力が弱くなった社会では、道徳の廃退と崩壊が起こりました。神はアダムの助け手としてイブを造られたとき、地上で最初の家族を制定されました。

 

聖書の内容はほとんど「家族に関すること」だと言っても過言ではないと私は思います。旧約聖書の大部分は、アブラハムが約束の子イサクを通して家族と家系を得るであろうという約束を土台としています。そして次には、ヨセフと兄弟たちが和解し回復されたこと、イサクが超自然的に妻を見つけたこと、

モーセ、ミリアム、アロンがイスラエル解放に用いられたことなど、神は家族の出来事に目を注がれています。

預言的な家族を建て上げることは、神の聖なる性質を映し出して神と共に働く家族を建て上げることです。即ち家族一人ひとりが地上で与えられている預言的な目的を果たすことが出来るようになるのです。そのような家族を建て上げるために親として出来ることを、自分の経験から学んだことをお話したいと思います。

 

重大発表

 

最近出産前に行われるようになったあるイベントがあります。それは「 性別発表 The Gender Reveal」です。家族や友人たちが妊婦のところに集まってお腹の中にいる赤ちゃんの性別発表に参加するのです。大抵の場合、妊婦は医者のところで超音波で性別を調べて貰ってはいますが、その結果の紙をまだ開いておらず、そのパーティーで皆と一緒に開けて、喜び祝うのです。

しかし、それとは違うもう一つの「重大発表」があります。まず、私たち夫婦に3人の子供が生まれる前に起こったことをお話しします。私たちが結婚したとき、神が「生まれてくる子供たちに関して話したいから紙とペンを用意するように」と言われました。私がペンを持つとすぐに、神が一人ひとりの子について明瞭に語るのを聞きました。子供たちの特徴、召し、性格、特徴等を神が教えてくれたのです。妻は子供たちに関して私が神から聞いて書いた預言を読んで大喜びしました。

 

この預言は実際に子供たちが生まれてきた時にさらに意味深いものとなりました。ある日私たちは今まで受けたいろいろな預言を読み返したのですが、主が言われたことが一人ひとりの子に全く正確に当てはまっていることを見出しました。子供たちが生まれる前に神は私たちに「重大発表」、即ち地上における彼らの目的を教えておいてくださったのです。

多くのクリスチャンは(牧師でさえ)「子供たちの目的、使命を教えてください」と神に願うことをしません。しかし、私たちはエレミヤ1:5の言葉、「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、」という言葉を忘れてはなりません。神は「わたしはあなたの子供をあなたが知る前から知っています。わたしは彼らがあなたの家に生まれる前に彼らのための計画と目的を持っています。」と言われています。私たちは自分の子供たちに対する神の目的を出来るだけ早く知るように祈るべきです。

 

子供の賜物を開発する

 

神から子供についての情報を予め教えてもらうことは、「子供の人生の天のブループリント」に沿って彼らを育て教育するための道具として用いることができます。それは彼らが神から与えられている賜物や能力を見極めるのを助けます。例えば神は、私たちの娘の一人が「憐れみの賜物、慈善を行う賜物(ローマ12:6−8)」を持ち、世の中の不正に対して我慢できない性格だと言われました。

家で誰かが病気になると、真っ先に直るまで看病をするのはその娘です。5歳の息子が悪質な菌で腹痛になったとき、4歳だったその娘は、妻に「大丈夫よ。私がずっと部屋で看病するから。もし何かあったらお母さんを呼ぶからね。」と言いました。

 又ある時、マーケットで車いすの人を見ると、励ますために彼の背中を撫で始めたこともありました。私たちは彼女の憐れみの賜物が育つように助けて、それは素晴らしいことだと励まし、「あなたは親切すぎる」などとは決して言いませんでした。もしあなたの子供がいい声で歌が上手ならば、その賜物が主に捧げられるように祈るといいのです。

また、神からの賜物を、ヴォイストレーニングやクワイヤーや楽器を習わせたりして発達させることもできます。生まれつき運動神経がいい人も、たゆまない適切な訓練によってのみ最高の運動選手になるのです。それは霊的な領域においても同じです。

ダニエルは王や統治者たちに仕えることになりましたが、若い時から御国の権威に立つ訓練を受けていました。ダニエル1:17には「神はこの四人の少年に、知識と、あらゆる文学を悟る力と知恵を与えられた。ダニエルは、すべての幻と夢とを解くことができた。」と書かれています。ダニエルの賜物と才能は王の宮殿に住んだときに開発されていったのです。

あなたの子供の中にある神から与えられた可能性を見て、それが発達するようにしてください。

 

夢と幻の重要性

 

神が自分のこどもに関係した夢や幻を与えることがあります。ある牧師の話ですが、彼はある夜、自分の息子が酷い事故に遭うヴィジョンを見ました。彼は息子の安全のためにすぐに祈り始め、神が「もう止めていい」と言われるのを霊で感じるまで祈り続けました。

翌日、息子から電話があり、悪天候の山の中腹をモーターバイクで走っていたことを話してくれました。大きなトラックや車が曲がり角でスピードを出していたので、彼は身の危険を感じました。それは父親が夢を見て祈るようにと示されたのと同刻でした。父親は祈りを通して息子を守ったのです。

妻はある時夢の中で神から「サタンはあなたの息子をどもるようにし、彼が自信を失って話さなくなるようにするだろう」と言われました。妻がそれを私に話したとき、息子はまだ赤ちゃんだったので私たちは驚きました。

何年も経ったとき、ある日突然息子がどもったのです。それまでは何の問題もなく話していたのですが、急に起こったことでした。私たちは夢のことを思い出しました。そして神は私たちが信じて祈るならば、どもりはなくなると約束してくださったのです!

これは神が夢やヴィジョンを通して語られる多くの例の中の2つの例に過ぎません。神からの啓示に注意を払うことはこどもの命を救うことにもなるのです。

偉大な伝道者であるジェシ・デュプランティス師は、彼が悪い事をすると、母親は必ず霊でそれが見えるのでごまかすことができないといつも話していました。彼の母親は絶えず「霊で見張って祈る」ことをしていたのです。その結果、彼は偉大な説教者となり、世界で何十万人もの魂を救ったのです。

 

耳を傾け学ぶ

 

子供は絶えずしゃべっているので、ついつい彼らの小さな声に鈍感になってしまうことがあります。しかし、彼らが何を言っているか、どんな風に言っているのかに注意を払うことはとても大切です。

ある日私が息子と話していたとき、彼は神が夢の中で何かを話したと告げました。私は「何で今まで言ってくれなかったんだい?」と言いました。明らかに神は時々夜に息子に語っておられたのを、私たちは知らなかったのです。もし私が彼の言うことに耳を傾けなかったらこの大事な時と啓示を逃してしまうところでした。

子供が経験する夢やヴィジョンに注意を払うのは大事なことです。子供の言うことを「空想」とか「ファンタジー」だと言って取り合わないのはよくありません。神が彼らを取り扱い、預言的未来のために彼らを調えておられることがあるからです。

サムエルが神の声を聞いたとき、エリは三度目にそれを悟ることができました。

1サムエル3:8−10

主が三度目にサムエルを呼ばれたとき、サムエルは起きてエリのところに行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので。」と言った。そこでエリは、主がこの少年を呼んでおられるということを悟った。それで、エリはサムエルに言った。「行って、おやすみ。今度呼ばれたら、『主よ。お話しください。しもべは聞いております。』と申し上げなさい。」サムエルは行って、自分の所で寝た。そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル、サムエル。」と呼ばれた。サムエルは、「お話しください。しもべは聞いております。」と申し上げた。

サムエルに対するエリの対応は、主が呼ばれた時にどのようにすればよいかという知恵をサムエルに与えました。それによってサムエルは自分自身、主との個人的出会いを持つことができ、神の声を自分で知り始めたのです。

 

個人的に神を知る大切さ

 

預言的な家族を育てるための次の鍵を見てみましょう。子供は自分自身が個人的に神との出会いを経験せねばなりません。サムエルと同じように、神の声と臨在を子供が知るのは重要です。

両親や祖父母が信じている神を信じ仕えてはいるけれども、神やイエスを自分自身は本当には知らないという友人たちを、私は何人も見てきました。彼らは困難や失望に遭遇すると、往々にして教会から、また神から離れてしまいます。

 個人的に自分自身で神を知ることは、その人の中に土台を築き、つまずいたり敵によって道を逸らされたりすることから人を守ります。又、もし子供がミニストリーに入る召しがあるならば、神がその目的にむかって働かれるのを邪魔しないようにせねばなりません。

多くの牧師やリーダーたちは、 子供も自分のように献身してミニストリーをするようにとプレッシャーをかけてしまい、その結果、かえってこどもたちがミニストリーを嫌うようにしてしまっています。神がずっと前に私に言われたのは、私が家庭でリーダーの模範となり、祈りを導き、子供たちのために祈るならば、後は全部神がしてくださるということでした。聖霊はご自分の方法で、すべての状況と時を巧みに組み合わせて働かせ、私たちをミニストリーの仕事へと召してくださいます。

確認のために親が用いられることはあるかもしれませんが、究極的にはそれは聖霊の仕事であり、聖霊が任命することなのです。

「自分を召したのは神であって、お父さんやお母さんではない」と子供が知ることは、彼らが自信をもって働き困難を乗り越える力を与えます。

 

結論

 

歴史を通して私たちはパワフルな牧師やミニストリーを見てきました。そのようなミニストリーが何倍にもなったらどうでしょうか。家族が一緒になってパワフルなミニストリーをしたらどうでしょうか。親、兄弟、孫等が、神の秩序に従って歩み、それぞれの召しを果たしながら地上で神の栄光を顕して行ったとしたら、なんと素晴らしいことでしょうか。

これが キリストのからだと世界で次に起こる偉大な霊的覚醒と改革のための重要な鍵の一つであると、私は信じています。

どうか一緒に祈ってください。

「神よ、家庭の中で祭司となり擁護者となる力強い父親を、再び呼び起こしてください。神よ、肉の母親というだけではなく霊の母親になり、あなたのために霊の勇士となる世代を育てあげる母親を建て上げてください。

主よ、幼い子供達に夢やヴィジョンで訪れてください。それによって彼らが幼い時からあなたを心から愛するようになりますように。親の心を子に向けさせ、子の心を親に向けさせてください。

子供たち(個人として、また家族の一員として)の人生を通してあなたが強く働かれるとき、どうか彼らを御腕に抱き、あなたの愛で包んでください!

地域や自治体を揺さぶり影響を与えるために彼らを用いてください。」(終り)


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