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Walk With God Ministries

04 9月

エリエゼルの役目 リック・ジョイナー(モーニングスター・フェロシップ)        2018年9月5日


エリエゼルの役目

 

リック・ジョイナー(モーニングスター・フェロシップ)

 

 主イエスはご自分の花嫁を迎えにこられますが、花嫁が「来てください。」というまでは来られません。今日誰でも受けることの出来る最も大きな油注ぎは、「エリエゼルの油注ぎ」であり、「エリエゼルのミニストリー」が最も必要とされています。エリエゼルはアブラハムの全財産を管理している最年長のしもべでした。アブラハムは息子イサクの嫁を捜すためにエリエゼルを遣わしましたが、その結果、彼は輝かしい任務を成し遂げたと思います。彼は遠い地に行き、そこに住む一人の娘リベカを主の導きにより見出しました。そして彼女が生まれてから今まで経験したすべての事やすべてのもの、すべての愛する家族友人を後にして、まだ会ったこともない若者と結婚するために彼について行くことを彼女に承諾させたのです。彼女はフェイスタイムでイサクと話すことも、彼のウエブサイトを見てチェックすることも出来ませんでした。しかしエリエゼルは大いなる主の油注ぎを受け、この娘がまだ見ぬ人を恋するようにさせたのです。彼は沢山のプレゼントを持っていきました。聖書学者たちはエリエゼルは聖霊の働きを最も顕著にあらわしていると言っています。彼はプレゼント、賜物を持ってきますが、それは自分からのものではなく、主人からのものだと告げました。彼はすべてのことが花婿なる主人をさし示すようにしたのです。それでリベカは生まれてからずっと親しんできた環境や家族のすべてを捨て去る決意をするに至ったのです。恐らくもう二度と帰れない、もう二度と家族に会えないにもかかわらず、彼女は決心したのです。

 

エリエゼルの油注ぎは、今私たちにも用意されています。それは花嫁が花婿に恋をするように導くミニストリーです。すべてを捨て、花婿と一つになれるならどこにでも行き何でもするという真の情熱を持つ花嫁を育てるのです。今こそその時が来ています。

主イエスを愛する花嫁について私は主から長年にわたり示され教えられてきました。「これは地上で最も偉大なミニストリーであり、人から人へと伝染し広がっていくものである」と主は言われました。

 

イエスは十字架に架かる前の晩、ヨハネ17:23で「わたしは彼らにおり、あなたはわたしにおられます。それは、彼らが全うされて一つとなるためです。それはあなたがわたしを遣わされたことと、あなたがわたしを愛されたように彼らをも愛されたことを、この世が知るためです。」と祈られました。

イエスが祈られた祈りは必ず聞かれます。御父がイエスを愛された愛と同じ愛を私たちも受けているのです。私は毎日「御父がイエスを愛された愛をください。そしてその愛が人々に伝染していきますように。」と祈っています。それは私たちが行くところすべての場所で、人々がイエスへの愛で満ちて行き、イエスの花嫁となる願いからです。

 

花嫁は自分自身を整え婚礼の準備をします。けれどもその動機が「しみやしわがあったら花婿に打たれるから。」と言うのでは律法主義になります。「花婿を情熱的に愛するあまり、彼のために完全な花嫁になりたいと切望する」というのが本物です。そして私たちがイサクの花嫁リベカのように主を愛する時が来ているのです。私は自分のためにも、また皆さんのためにもそのように祈っています。エリエゼルのように人々がイエスを情熱的に愛するようにするのです。それが私たちに与えられている最高のミニストリーであり人生の目的であると信じます。

 

単なる訪れ Visitation ではなく主が住まわれている Dwelling になる

 

主はしみやしわのない完全な花嫁を迎えるのにふさわしいお方です。私たちが完全な花嫁になるためにはどのようにすればよいのでしょうか。主を愛してやまない、主のためには何でもしたいと願う者にどうすればなれるのでしょうか。

 

このモーニングスター教会でも「主の訪れ visitation」は過去に何度か起りました。それは素晴らしいものでした。しかし、私たちはその「訪れ」よりももっと高レベルのものを求めています。ふたりの弟子がついてくるのを見たイエスは、ヨハネ1:38で「あなたがたは何を求めているのですか。」と訊ねたとき、二人の弟子は「ラビ。今どこにお泊まりですか dwelling と聞き返しました。これは今の私たちにとっても最も重要な「問い」なのです。神はご自分がそこに住んでおられない事でも祝福はしてくださり、お住みにならない場所にもちょっと訪ねてはくださるのです。この教会で「油注がれたすばらしいワーシップ」や「油注がれた最高の説教」「油注がれたものすごい奇蹟」がなされるならば、人々はここから出て行くときに、「モーニングスター教会は素晴らしかった」と言うのではなく、「主はなんと素晴らしいお方でしょう!」と言うことでしょう。ワーシップや説教のことではなく、どれほど主の臨在が素晴らしかったか、自分がどれほど主をもっと愛するようになったかを話すでしょう。

 

神殿の中に主が住んでおられないならば、人々は神殿の素晴らしさを話すしかありません。しかし主がおられるならば、私たちは神殿のことではなく、主のことを話さないでしょうか。私たちの教会が求めているのは、まさにそれー「主の臨在、主のあらわれ」です。私たちは今までにヴィジテイションを通じて、それを少し味わった経験がありますが、本当に「主が住まわれるところ」になりたいのです。それはこの部屋だけとか、集会のときだけではなく、24/7、常にそうあるべきところです。教会とは24/7常に主の臨在が住まわれるべきところであるのです。なぜなら教会は「私たちが行くところ」ではなく「私たち」が教会であるからです。

人々の神への愛がこれから大いに増し加わってくるのを皆さんは見るでしょう。そのように人々が礼拝に集まって真に主を慕い求めることは非常に大切です。

今夜皆さんはこのように礼拝に集っておられますが、残念ながら世界的に見ればクリスチャンの多くは最早集会に参加しておりません。

しかし間も無く「礼拝にどうしても行きたい!」と人々が切望する時が来ようとしています。この教会でも以前数週間に渡って主の訪れがあったときは、皆が毎晩「どうしても教会に行きたい、主に会いたい」という気持になりました。そこに主がおられたからです。主がそこに住まわれる教会になることが、私たちの切なる願いです。そうさせるのはエリエゼルの油注ぎを豊かに蓄えた、霊的に実った人たちを主が起こされるからです。(以上リック師のメッセージ終り)

 

 

上記のメッセージについての後書き    坂 達也          

 

 ニューヨーク州近辺の5つ、6つの日本人中心の教会が集まって2年に一度の修養会を持っておりますが、私たちは昨日までの3日間、その修養会に初めて参加させていただきました。200人以上が集まりましたが、お招きした講師は、私たちがハワイに住んでいた時に親しくしていただいたホノルル・キリスト教会の関 真士(せきしんじ)先生ご夫妻で、師が語られた題名が「無限に拡がる神の愛」でした。

今回関師が語られたメッセージは、関ご夫妻、特にご主人が育ったご家庭での経験と共に、現在第4期の癌と宣言されながらも癒されつつある奥様の壮絶な闘病生活を通して経験された「神の愛」の深さと、考えられないような素晴らしい奇跡についてでした。まさにその聖霊の実を生きておられるお二人の上に輝く「神の愛」を目の当りに見させていただいたすばらしい集会でした。

 

しかもこのジョイナー師のメッセージは、図らずも修養会直前に家内が選んで訳したものでしたが、その内容が「たまたまではなく」あまりにも関先生が語られたメッセージと一致していました。そして語られた関ご夫妻の上に起こったすべてのことが有史以前から、神がこの日に語るために用意された「本日までの人生の証し」の集大成でした。創造者の神が人間のために計画された一人ひとりの人生は、「神の子供に対する神の無限の愛を分かち合う証し」ができるように造られていると私は確信します。従って私たちの人生は、どんな惨めな荒野を歩く人生であっても、いやそうであればあるほど、神はそれにも増して、そのどん底から完全に回復できるに充分な「めぐみの力」を与え備えてくださっていると信じます。従って私たち人間は信仰によりどんな惨めな人生からでも回復できることを証しする責任を持っていることをひしひしと感じされました。(イザヤ書60:1、2をご参照ください。)すなわち神の無限の愛とは、人間をそのように造られた創造者の御業そのものであることに私は改めて驚いた次第です。

 

それに加え、実はリックジョイナー師は、この9月20日から4日間、師の教会で終末の時代に最も必要な上記の「エリエゼル」を養成するための「使徒的リーダー」を育てるための集会を計画していて、私たちも招待されました。

それは終末の時代に、イエスとの深い個人的交わりを共有した複数の信徒が「コイノニア」の関係を持って聖霊の助けを受けた信仰の行動をする「スモール・グループ形成」を目的とした訓練のセミナーです。それが「主と共に歩む」ことであるとリック師は言われます。私たちのミニストリーは出発当時に主から「神と共に歩く WWGM」という名称を与えられています。そして私たちはリック師の教会のパートナーメンバーですから、その集会にぜひ出たいと願っております。しかし折から私は1週間ほど前に、医師からMRI検査の結果として軽い脳梗塞が起きていた事実をいい渡されました。加えてその前に再発した帯状疱疹の影響が未だ顕著で、回復しながらも、身体全体が免疫力が落ちて弱っている状態にあります。ぜひ皆様のお祈りをお願い申し上げる次第です。(終り)


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