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27 2月

ビリー・グラハムの死が世界に大リバイバルをもたらす       坂   達 也      2018年2月27日


リバイバルがやって来る!誰がその火を点け、

     誰がその実となる未信者を導くのか (その三)

 

ビリー・グラハムの死が世界に大リバイバルをもたらす

 

               坂   達 也

 

 

ビリー・グラハム師が99歳で天に召されました。彼は生涯を通じて、2億1千5百万人の観衆に向かってゴスペルを語り、それにラジオとテレビの聴衆を加えれば、その総数は少なくとも220億の人たちが彼の福音のメッセージを聴いたと云われ、そして、その内少なくとも3億2千万人の人が救われたと云われます。人間の歴史において、未だかってこれ程の宣教活動をした人はいません。

 そのグラハム師が云われた言葉の中で、私が最も学ぶべき感銘した言葉を一つ挙げるとすれば、師が「エヴァンジェリストとして成功する秘訣は、もっと多くの時間を聖書の学びと祈りに費やすことである。」と云われた言葉です。

 

ついては多くの預言者が、神から彼に対する預言をいただいています。今回そのうちの二人の預言をご紹介します。

最初に、オーストラリヤの預言者ラナ・バウサーLana Vawser 師の預言ですが、彼女は、主が、二年前の約二ヶ月の間、断続的に、ビリーグラハム師に関する預言的な夢を見せてくださったと云い、その冒頭で、先ずビリー・グラハム師個人の家庭での生活の様子をビジョンで見たと証ししております。

 

 

1)ラナ・バウサーLana Vawser 師の預言

 

私は夢の中で、ビリーグラハム師が天に召される時が来たら、エリシャがエリヤに願った「エリヤの二倍の霊の油注ぎ」(2列王記2:9)を地に解き放つと主が云われるのを聞きました。エリシャのミニストリーとは、めざましいしるしと奇跡、そして顕著な預言的宣言と命令に満ちたものでした。この「天からの布告」は夢の中で二度与えられたので、それが「証しすべき天命」であると私は受取りました。そしてその瞬間、私の回りの大気に電気が走りみなぎるのを感じたのです。それは聖霊による力であり、聖霊が一つの時代が終り、次の新しい時代の始まり(ニュービギニング)を告げる——その時代とは、人間の歴史始って以来最高の霊の働きによる「最大のハーベスト」の時に入ることを意味します。

 

ビリーグラハムの死は、イエス・キリストの福音に対する「師の油注ぎ」がこれからの時代の働き人全体に大きく注がれることを象徴します。それは霊に満たされたビリーグラハム師の口からほとばしり出た、純粋にして美しく、且つ単純でストレートなメッセージにこそ力があり、それが今の時代に最も必要な「霊の覚醒 great awakening 」をもたらすと確信します。その覚醒はエバンジェリストだけではなく、すべてのクリスチャン信仰を持つ者の心に宣教の火を点けるものであるのです。

彼の死が、これから収穫にたずさわる人たちに、油注がれた収穫のマントを着せ、大きな霊的シフトを地上のあらゆる場所にもたらします。そのシフトは既に始っていて、これからどんどん加速されて行きます。それに従って神の栄光の輝きが目に見えて増して行くでしょう。

キリストにあっての義と真実の実、それに神の愛の炎が益々増し加えられ、既に救われた人たちの多くが、主イエスに遭遇する経験をし、初めて救いの真のゴスペルに触れたかのように、改めて救われる経験をもう一度するでしょう。

 

多くの人たちが預言のマントをいただいて、主がされておられることをビジョンを通して霊の目で見る能力と油注ぎが増し加えられます。それはエリシャが若い従者の目を開いて、見えるようにしてくださいと主に祈ったようにです。(2列王記6:17)それが倍増する油注ぎがいただけるのです。そして主から御ことばをいただき預言することによって、天で行われていることを地で行う、そのための主のやり方を知り、宣言し、人に教える、そうすることによって癒しを含む多くの回復の奇跡とか realignment 再調整、再配列、その他考えられないような神の力を発揮することができるようになります。

 

私たちがビリーグラハム師の死後、彼がそうであったように、師のきよい、へりくだった、誠実で愛に溢れ、すべてを主に委ねる生き方を踏襲するように主から示されました。それがビリー・グラハムの神聖さとへりくだりのマントと云えます。そして、主は最後の収穫の時に私たちが最も注意すべきことは、プライドと傲慢さを持たないこと、そして恐れないことであると強調されました。すなわち、最も重要なことは、私たち自身のしたいことのアジェンダとか、自分たちの考えで刈入れの仕事を行わないことです。私たちが主ご自身の考えとやり方ですべてのことを行うことに徹して初めて、最後の大収穫と聖霊のムーブメントになります。(以上でラナ・バウサー師の預言終り。)

 

次に、ランス・ウオールナー師の預言をご紹介します。師は先ず、2006年に預言したキム・クレメント師の預言のことばと、その後で、同じ2006年にベニーヒン師とマーク・シュロナ師がそれぞれ預言し合ったテープの録画を紹介します。この三人の預言は、前に紹介したラナ・バウサー師の預言とほぼ同じであり、どちらもビリー・グラハム師が死ぬ日に、エリヤのマントが弟子のエリシャに渡されたと同じように、ビリー・グラハムのマントが地に解き放たれることを預言し、それが次の世代に大きな影響を与えることを預言しました。その後でウオールナー師が、キム師とベニーヒン師/シユロナ師の預言の解釈という形で、ウオールナー師自身の預言的考えを次のように説明します。以降はウオールナー師のメッセージです。

 

 

2)ランス・ウオールナー師の預言のことば

 

ビリー・グラハム師は、エリヤのような偉大な聖人が天に召されたとき、エリヤのマントがエリシャの上に落ちたように、天に召される日にビリー・グラハムのマントが地に解き放たれます。そのマントは、それ迄神によって隠され、長い間霊的訓練を受けて来た一団のクリスチャンの上に落ちるのです。そしてそのマントを纏った彼らがヨルダン川を渡ります。

ビリーグラハムは確かに神から特別に与えられたマントを持った人でした。世界185の国々を廻って宣教し、彼程アメリカの歴代大統領を含む世界の多くの国家元首と政治家に会って、個人的に神を説き、交わりを持ったエヴァンジェリストは他にいません。まさに彼は「国政のエヴァンジェリスト」というにふさわしい人です。

世界には、GDP順にいって1位アメリカ合衆国が22兆ドル、次はその半分の中国で11兆、3位は日本の4.8兆ドル、4位ドイツ3.4兆、5位英国2.5兆ドルと大国が続く中で、1兆ドル以下の小国が170カ国もあります。そこで神はトランプ大統領を起し、圧倒的世界一の経済国であるアメリカの地位を維持させるとともに、世界に台頭する悪魔の配下にいるグローバリストたちを抑える役目を果たさせるのです。

トランプ大統領は、既に自分が公にクリスチャン信仰を持っていることと、イスラエルと世界のクリスチャン国を助けることを約束しております。そしてイスラエルの首都はエルサレムであることを世界に向かって宣告しただけでなく、アメリカは大使館をエルサレムに移すことを前倒しでこの5月に実行すると最近発表しました。

それと時を同じくしてビリー・グラハムの死を期して、彼のマントを着た真の神の宣教の精鋭軍団が世界中で起こされますが、それは既成のクリスチャン教団教派が大きくなったのではなく、むしろ個人として世界中に立ち上がり、神によって世界に解き放たれる人たちであり、この人たちによって世界中にリバイバルが起こされます。

今はその時に入ったのです。サイラス(クロス王)の再来といわれるトランプ大統領(訳者注:これはウオールナー師自身が以前に主からいただいた預言です)が今後世界の政治家に協力を呼びかけ、世界中に宣教のための大競技場を提供させる等の便宜を図る一方で、ビリー・グラハムのマントを着た多くの若い宣教の精鋭たちが世界中に起こされ、出て行きます。その人たちとは、今30歳前後のミネリアムと云われる世代の若い人たちが中心です。その人たちの多くは、ごく普通のクリスチャンであって、単にリバイバルという個人の「魂の救い」だけに携わるだけでなく、むしろ、グラハム師のマントが世界の政治家に関わったように、地に御国を建ち上げるという主の本来のご計画に沿った、国家 nations という単位で、国そのものを大きく改革することが最終的な目的であり、デスティニーであるということにご注目ください。

従ってこの若者中心のリフォーマーたちが、国の政治経済、工芸文化、芸術からメデイア関係に至る迄のあらゆる分野に進出し、天から前代未聞の全く新しい創造的なアイデアと知恵をいただきながら必要な奇跡を起こすのです。こうして170カ国の小国に宣教が押し進められ、世界全体に終末の大収穫がもたらされるというのが主の御心です。(ウオルナー師のメッセーメッセージ終わる。)

 

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以上、私はビリー・グラハム師の死を迎えるに当っての画期的な預言を二、三ご紹介しましたが、もう一つ上記のウオールナー師のメッセージに付け加えるとすれば、彼はメッセージの途中で、晩年のビリー・グラハム師自身が自分がしたことを顧みて述懐しているビデオテープを紹介したことです。その中でグラハム師は自分が語って来たことを一言でいえば十字架のメッセージであることを強調しておられたことが印象に残りました。

 

さて最後にお伝えさせていただきたいことがあります。それは昨日トランプ大統領からの発表があり、この2月28日と3月1日の二日間、ビリー・グラハム師の遺体がワシントンDC米国議会議事堂のキャピタル・ロタンダといわれる大ドームの下に運ばれ、師の特別の功労を称えるべく(国葬に準ずる)特別に安置され一般の人々に公開されます。その後の3月2日にビリー・グラハム師の生誕の地ノースカロライナ州シャーロット市にある師の記念図書館にて告別の葬儀が行われ、それに大統領が出席します。その後で遺体はその地に埋葬されることになったようです。

 ところで、シャーロット市といえば、同じ町に「スーパーナチュラル」ミニストリーでおなじみのシッド・ロス師の住まいとミニストリーの本拠地があります。また、そこからそれ程遠くないところにリック・ジョイナー師の本拠地もあります。ロス師は昨日の放映で、このビリー・グラハム図書館をぜひ訪問することを奨めるとともに、この図書館内には一つの樹を切り倒した古い根株があることを紹介しました。

それは昔グラハム師がバイブル・カレッジに在学中の或る夜、自分の信仰に疑いが起きた時、この切り株に聖書を持ってひざまずき、必死の思いで主に「私は主のみ言葉が書かれているこの本をよく理解できません。しかし今夜、私は主に向かって、この本に書かれているすべての言葉を信じます。」と泣きながら決意の宣誓をし、その信仰の告白と嘆願が本日のグラハム師の偉業を築き上げたと書かれているそうです。すばらしいではありませんか。ビリー・グラハム師は数日後に、この切り株のあるご自分の出発点とも云える記念図書館に帰って来て埋葬されるというのです。この場所は彼の肉の生家としての出発点であるとともに、この世で主からいただいたデスティニーを成し遂げて帰って来た地であるとも云えましょう。誠に神のなさることは何と奇しくすばらしいではありませんか。ハレルヤ!(終り)


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