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08 2月

2016年世界を変革する5つの霊的傾向  リック・ジョイナー     2016年2月8日


2016年世界を変革する5つの霊的傾向

 

リック・ジョイナー

 

主から示されてきた事が、御霊により偉大な影響力を持って素早くもたらされることを私は祈っています。御霊によってもたらされるものは、世界の様々な問題に対する解毒剤です。今までこの世が見たこともないすばらしい、そしてエクサイティングなことです。一人ひとりは皆主のご計画の「一部」しか見ることはできませんが、これは私が見た2016年に現れ始める最も重要な5つの霊的トレンド(傾向)です。

 

1. 教会の新たな変革の輪郭がはっきりしてくる

 

私はこのことに関して、今まで何年間も幻を見、また語ってきました。そしてこれがどのような形で実現するのかを次第にはっきりと見るようになりました。

教会の最大の変革の一つであり、又最も大きな影響を与えるものは、キリストのからだが主から召されている通り「主の軍隊」となり、軍隊の姿を取り始めることです。私はこの事をテーマにした「Army of the Dawn 夜明けの軍隊」という著書を出版したところです。主が地上を歩かれた時以来の福音拡大のための偉大な戦力を私たちは見るでしょう。

私が主から見せられた教会の改革の二番目は、キリストのからだが召されている「町」になるために起ることです。教会生活に変革がもたらされ、今まで見られなかったような深い絆で信徒たちが結ばれるようになります。それはエクレシア(教会の組織、運営)よりも、コイノニア(交わり)を基礎とするのです。

これはエクレシアの必要性が無くなるというのではありませんが、第一ヨハネ1:7にあるように、私たちはエクレシアではなく、コイノニアを持つことによって光の中を歩むことができるのです。光の中を歩んでいるかどうかは、コイノニアによって決まります。何故ならば、コイノニアは、組織を土台としているのではなく、先ず第一に愛が土台となるからです。組織と運営の必要性が無いわけではありませんが、荷車の前に先ず馬をつないで、正しい土台の上に教会を建て上げるということです。その結果は本当にすばらしいものとなるでしょう。

それによってキリストのからだにもたらされる交わりと団結は、教会を「山の上にある町」となし、世の人々の注目を集めるでしょう。それは一世紀以来の最も偉大な社会的団体、あるいはそれ以上のものとなるでしょう。「この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。(ハガイ2:9)」とあるように、世界の混沌が深まり行く中で教会は暗やみを照らす光となる召しを遂行していくでしょう。コイノにアの交わりは大変すばらしいものとなり、クリスチャンは毎日集まりたいと思うほどになるでしょう。

クリスチャンの生活共同体(コミュニティー)が再び形成されるようになり、独自の組織、施設を持ち、更には独自の経済を持つようになるでしょう。

勿論それがこの一年のうちに起るのではありませんが、私たちはその兆しを見るでしょう。ついには、どんなスポーツや娯楽、催しも、教会生活の楽しさやエキサイトメントとは比べ物にならなくなるでしょう。

 

2. 真の使徒的権威を持つリーダーたちの協議会(複数)が形成され始める

 

このことを私が初めて示されたのは1987年でした。これはある程度はすでに幾つかの場所で起っていると思いますが、まだ主が私に見せてくださったレベルには達しておりません。今年私たちは本物を見始めるでしょう。しかしまだ形成途上の段階です。ついにはこれらの協議会は、教会に並々ならぬ権威といのちを解き放つ助けとなるでしょう。教会を正しい聖書的土台にしっかりとつなぎとめ、偉大なミッションやミニストリーを建て上げるための安定した堅実さを教会に与えるでしょう。

今年はリダーたちの会合の上に神の恵みが増し加えられるでしょう。特に教団教派を超えたものが祝福され、キリストのからだに必要な交流、情報や意見の交換によって互いに影響を与え合い、互いの益となるでしょう。

 

3.御国の経済が形成され始める

 

最終的には、キリストのからだは独自の経済を持つようになり、それはコンスタントに強くなっていくでしょう。ですから、クリスチャンは誰一人として「けもののしるし」を心配する必要はありません。しかしながら、これはただ「けもの」に対抗するだけのものではなく、来るべき神の御国の経済の基礎をも築いているのです。それは、経済の最も偉大な原則である「愛は決して絶えることがない。Love never fails.(愛は決して失敗しない。) 第一コリント13:8」を土台として築かれるものです。

世界の市場はこれからも揺らぎ、暴落し、崩解しますが、御国の経済は決して衰えることはありません。御国は必ず「増し加わる イザヤ9:7」ものだからです。真に御国の上に建てられたものは、それが何であっても必ず増し加わります。安全な投資場所を探している人にとって、今台頭してきている御国の経済ほど安全で良いところはありません。「それは一体どこにあるのですか?」と訊く人は、御国が見えない人であり、御国が見えない人にはその経済も見えないのです。神の御国が見える人は、その経済が台頭してきたときにそれを見ることが出来ます。

ボーン・アゲインしなければ御国を見ることはできませんが、ボーン・アゲインしても御国が見えない人がいます。御国を見るためには、御国の鍵を用いねばなりません。その鍵とはマタイ6:33です。「だから、神の国とその義をまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」

 

4.新しい世代の預言者と教師が世界的な権威と影響力をもって現れはじめる

 

聖霊が今働いておられます。すべての真の聖霊のムーブメントに見られる特徴の一つは、真理と聖書(聖霊の書いたベストセラーです)に対する愛が増し加わることです。それと共に、キリストのからだのために教師として召され、御ことばを深く学び、様々な事柄に対する知識と理解を蓄積した人たちが、教会を建て上げるために用いられ、教会をこの時代にあるべき姿に整えていきます。主はまことに最上のぶどう酒を最後までとっておかれたのです。主が主の民にこれから与えてくださるものの質は、今までのものとは比べ物になりません。

 

この世の知識が大いに増し加わっています。御霊において解き放たれようとしているものも、それを反映しています。知識、真理、知恵、悟りを愛する者が生きるのに今ほどすばらしい時代はありません。聖書に対する愛はますます深まり、人々に広がっていき、それは今始まりつつある神のすべてのムーブメントを養い強めるのを助けます。

預言的啓示もまた、今までなかったほどになります。使徒行伝2:17−18にあるように「終りの日に」主は御霊を注がれ、「夢、幻、預言」を老人、若者、男、女に与えられるのです。新しい預言の波が解き放たれるのを私たちは見始めるでしょう。これは「終りの日に」起ることです。なぜならば、その時私たちは預言によるはっきりした導きと指針が必要だからです。時として、主がある所には行くなと言われたり、行くつもりのなかった所に行けと言われるのを聞くのは、私たちの生死を分かつ鍵になるかもしれないのです。これからの時代にはすべての人が聖霊に対する敏感さを必要とするでしょうし、またそれを得るのです。

私はこれから預言的働きをする者たちが登山をしている幻を見ました。彼らはほんの少し登るとその足場を固め、岩に深く杭を打ち込み、山に自分の身体を固定すると共にお互い同士しっかりとつながり合っていました。そしてまた少しだけ上に登り、同じようにしました。以前のように山のあちこちで一人ずつばらばらに登っているのではありません。これからの預言者たちは主の家の山に、そしてお互い同士しっかりと結びついていくでしょう。

 

 

5.非常に多くのクリスチャンが情熱とフォーカスをもって立ち上がってくるので、霊的大覚醒が始まったと言われる

 

エジプトにもたらされた災いは黙示録に書かれているものと類似しています。それは時代の終りに起る災いがエジプトの災いと同じ目的を持っているからです。即ち、神の民を解放する目的です。今までの数年間、ある者たちは目を覚まして、他の何よりもまず神の御国を求め始めました。彼らはキリストのからだの他の者たちが覚醒するのを助ける力強いメッセンジャーとなるでしょう。

覚醒し励ましを受けた教会は、歴史上最も強い伝道力となります。この霊的覚醒が進むにつれて、多くの新しい信者が起るでしょう。この時代の終りに起こる大収穫の最初の段階に今私たちは入っています。それは歴史上かつてなかった大収穫となります。国々の霊的、道徳的枠組みを変革し、世界中で教会を根底から変革します。そして教会は地を変革し、来るべき王のために道を備える助けとなるのです。(終り)


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