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10 11月

あなたの「思いの想定 assumption 」を考え直す    グラハム・クック     2015年11月10日


あなたの「思いの想定 assumption 」を考え直す

 

グラハム・クック

 

私たちが多くのことで、自分の考えに従ったために、好ましくない地点に到達しているとすれば、今私たちは 新しい思いと考え方を身につける時ではないでしょうか。私たちは、自分の考えによって必ずどこかへと導かれます。

そうであれば、自分の考えが私たちに対する神のすばらしい御こころから外れていないように注意することは、 自分自身に対する私たちの責任です。

人は、その人の考えが正しくてもあるいは間違っていても、その人の考えるような人になってしまいます。それは箴言23:7の一部に人の思いがその人となりを造ります。」(訳者意訳)とある通りです。

主の御前で自分自身の価値評価を問うことは極めて重要です。もしその評価が高ければ、私たちは努力しなくても喜びのうちに生きることができるでしょう。しかしもし大変努力をしなければ感謝を表せないならば、私たちは自分の考え方を調整せねばなりません。

主の恵みに中で、私たちはみな自分を高く評価する特権を頂いているはずです。実際、キリストのうちにありながら、神が今までにして下さったこと、現在していて下さることのすべてに、大いに感謝しないことなどあり得ません。それは真のワーシップへと私たちを導く踏み台です。イエス様の麗しさの中で自分自身を受け入れるのです。もし主のお名前の一つが「ワンダフル」であり、私たちが主の内にあるのならば、神が私たちの内に創られていることや自分に対して「ワンダフル!」という思いを持つのは当然であり、ふさわしいことであるのです。

 

確かに、私たちは「思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。(ロマ12:3)」と勧告されていますが、これを聞くと私には笑みが浮かぶのです。

第一に、この勧めがある聖書箇所は、この世的な物事の考え方に調子をあわせないようにと言っています。

第二に、心の一新が人生の根本的な変革のために必要であるとも言っています。

第三に、私たちの考え方が、神に受け入れられる、良いものであり、全き御こころに適うものでなければならないと言っています。

そして第四として、私たちは自分を高く評価しないようにとは言われていません!

 私たちは信仰によって歩む落ち着いた生き方にふさわしい考え方をするようにと言われているのです!

この逆説的な勧めの中には、私たちがするのを許可されていることが沢山あるのです。ですから私たちは、私たちに対して神が持っておられるヴィジョンの中で、自分が受け入れられる真の場所を見出さねばならないのです。

 

私たちは(自分の将来を)思考をすることによって、期待が生み出されます。もし思考することが乏しいならば、私たちの人生の可能性も非常に減少します。神に受容され愛されているという保証があるとき、私たちは神の暖かさを感じ神を信頼することができます。それによって私たちは、神の偉大なご性質を探り、自分の真のアイデンティティーを発見する力を得るのです。自分のアイデンティティーが鮮明になってくると、期待感が高まります。即ち、自分の可能性に対する新たな思いと、神に対する偉大なる期待を抱かせる新たな思いへと私たちは導かれるのです。

聖霊は、私たちを理論だけの状態から実践へと巧みに導いてくださいます。そして、そのような真理の実践は新たに神を経験する機会を創りだします。それは真理が私たちを神との出会いへ必ず導いてくれるからです。すべての人間関係は実際にお互いをよく知り合う経験なくしては、初め出会った時点から深まることはありません。すべての人間関係は、出会いと共にお互いをよりよく知り合う経験を重ねることによって成長します。この世で真理であることは御国においても真理です。私たちは聖霊の働きなくしては、継続する真の人間関係を与えられることはありません。

 

今まで自分が持っていた「思いの想定 assumption 」を考え直すならば、聖霊は私たちが真理をしっかり胸に抱くように導いてくれます。その真理は、キリストの内にある自分自身が何者であるかを受け入れる自由を私たちに与え、聖霊が私たちの周りに作ってくれる「自由の領域」に足を踏み入れさせてくれるのです。

キリストの命の中に私たちのための新しいスペースが開かれます。私たちの成長の次の段階は、今自分はどのような者であるか、そしてキリストにあって次にはどのような者になるのかについての幾つかの新しい考えを持つことから始まるのです。(終り)

 

編集者より

今回、突然私たちのサイトが消えてしまい、その復旧に数日掛かってしまいました。この間、皆様からご心配いただきましたことを心から感謝し、又、深くお詫び申し上げます。

                 坂 達也・柚実子


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