WWGM

Walk With God Ministries

03 11月

今回の日本旅行を終えて       坂 達也            2015年11月3日


今回の日本旅行を終えて

 

坂 達也

 

去る9月25日より私たち夫婦は、私たちの所属する教会の牧師であるベンジャミン・イスラエル・ロビンソン牧師と共に日本を訪れました。そして最初の10日間の日程を終えたロビンソン師が帰国した後、私たちだけでいくつかの教会を訪問させていただきました。今回はその御報告方々、日本に対する率直な感想を書かせていただきます。

 

一言で云えば、今の日本には過去になかった程「天が開かれている」ことを強く感じました。霊的空気が一新されています。それを云えば、20年前私たちがグルーバー師夫妻と共に日本を訪れた頃、あるいは最初にマイク・ビクル師の教会から始まった24/7の礼拝と祈りのムーブメントが日本に導入された初期の頃(約10年程前)でも依然として、日本は霊的に非常に重い空気に覆われていて、そのムーブメントは導入不発に終りました。

その頃の私たちは、帰路に着くべく日本の空港から飛び立った時は、その霊的暗雲の圧迫感から如実に解放され、いつもホッとしたことを思い出します。

 

私は今回日本に来て「その後わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ・・・」とあるヨエル書2:28のみ言葉を何度も思い出しました。特に霊が注がれるのは、信者ばかりではありません。日本のすべての未信者の上にも注がれていることを強く感じました。日本人は今、知ってか知らずか、多くの人が霊的なものに飢え渇いています。

ヨエル書に書かれているこのみ言葉は終末のイスラエル人を指すと言われますが、今はイスラエル在住のユダヤ人だけではなく、世界中に散ったイスラエル人「ヤコブの残りの者は多くの国々の民のただ中で、主から降りる露、青草に降り注ぐ夕立のようだ。・・・」と書かれているミカ書5:7、8が起こり始めていると信じます。そして私は、日本の国と日本人がこれに含まれていてもよいと思ったのです。

 

さて、今回私たち三人は最初に福島市にある蓬莱キリスト教会(佐藤経夫主任牧師)を訪ねました。この教会は約10年前にアメリカのカンサスシテイーにあるマイク・ビクル師の24/7のミニストリーを最初に日本に取り入れた教会の一つですが、その後24時間ではないにしろ、ビクル師の唱える「霊的な祈りと賛美」が着実に続けられ実っている教会として、今では日本を代表するすばらしい賛美の教会の一つです。この間にもう一つの柱である「霊的な弟子訓練」が行き届いた結果、現在教会員が200人を優に超す教会に成長し、今後益々発展が期待される教会の一つです。

その後、今回の訪日目的の中心である東京の新宿シャローム教会(稲福エルマ主任牧師、富田慎吾牧師、真島誠牧師)を訪ねました。この教会はご存知の通り、三年前から24/7のミニストリーを始め、今では若い人たちを中心に「24時間の賛美と祈り」を続けるだけでなく、このミニストリーそのものを日本中に広め定着させる役割を、特に富田牧師が果たしつつある姿を拝見しました。現在この教会が日本を霊的にリードする役割を果たしつつあることを知り大いに励まされました。

又、シャローム教会から推薦いただいた二つの若い世代を中心に発展途上にある教会として、東京渋谷にあるキングダム・シーカーズ(久保田文吾牧師)と大阪のエレベート・チャーチ(佐々木拓也牧師)を訪ねました。その理由はロビンソン牧師が38歳というアメリカの代表的な若手牧師であることと、リバイバルへの関心が高いこと。この若い世代が最後の世界的リバイバルの中心的リーダーシップを取ることが期待されているからです。

しかし一方で今回は、今迄リーダーとして活躍して来られた多くの中年から老年のリーダーの方々も、老いて益々盛んに若い世代を力強く指導しておられることを知りました。このように年長者と若手が一つとなって、これから主が起こされる最後の大リバイバルにおいて日本が世界の先駆けとして用いられ、そのリーダーシップをとる意気込みを感じ、又見ることが出来て、大変勇気づけられた次第です。

 

日本の教会の現状

 

しかし日本全体を見る時に、残念ながら日本では今、真の霊的なメッセージが語られていないように思います。率直に云って、日本のクリスチャン信徒は総じて霊的な飢餓状態にあるように思えます。多くの教会は形だけの聖日礼拝を守ることに精一杯で、霊的な食物を提供するという教会ミニストリーにおける最も重要な義務を怠っているように見えます。すなわち、今の日本の教会には真のリーダーが枯渇していて、キリストの教会としてあるべき真のリーダーシップがほとんど存在していない・・・そのように思えるのは私だけでしょうか。

現に日本では各地で、自分が行きたいと思う真に霊的な教会がないという理由で、教会に行っていない人、あるいはそのような教会があればそこに移りたいという希望を持っているクリスチャンが大勢いるように見受けました。今回は特にそれを痛切に感じました。そうであるとすれば、それにはどうしたらよいのでしょうか。

 

私たちの今後の計画

 

そこで今私たちは、下記のような二つの企画を話し合っております。

その一つは、ロビンソン師による日本でのミニストリーとして、来年から日本で真の霊的リーダーを育てるためのセミナーを開くように導かれています。その点彼は、既にアメリカに於いて、具体的にそのような牧師訓練のためのインターネット神学校を建て上げており、実際にそのための特別修養会等を開くこと等によって、牧師養成の具体的な効果を上げている実績があります。

 

もう一つの計画は、日本人向けにインターネットを通して私たちによる一つの「霊的な教会」を建て上げることです。これは私たちのミニストリーWWGMの一環として前から構想を練っていたものです。

それは毎週インターネットを通して生中継(あるいは録画DVD)によって、私たちの教会 LHCC での礼拝音楽の実況とメッセージをお届けすると共に、その後で、実際に少なくとも月に一回は私たちのこちらの教会と日本各地で参加を希望する「私たちの家の教会」をスカイプ等で結び、オンタイムで祈りと癒しのリクエストに応じることが出来るようにする。加えて、年に数回は実際に私たちが日本に出向くか、あるいは希望者にこちらに来ていただいて、個人的面談、カンセリングと交わりのための集会を持つというアイデアです。

このアイデアは、勿論「地方教会」としての完全な役割を果たすことは出来ませんが、出来るだけそれに近い形で、それに代わるものを、たとえ微々たる力しかない私たちでも実現出来る可能性があると思っておりますがいかがでしょうか。それには最近のめざましいインターネット技術を駆使する必要がありますが、いずれにしても、実現不可能ではないと考えております。

 

最後に、今回の旅行を通じて、私たちWWGMのミニストリーが私たちの予想以上に多くの方々に読まれており、毎週のメッセージを心待ちにしておられる方々が大勢おられることを知り、大変励まされました。心から御礼申し上げます。

それでは皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。(終り)


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