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14 11月

ヨエル・ローゼンバーグ氏からの緊急報告(11月14日)


ヨエル・ローゼンバーグ氏からの緊急報告(11月14日)

 

ハマス軍のトップ司令官がイスラエルの爆撃によって殺されたことは、既に一般のニュースでご存知と思いますが、現在イスラエルに滞在しているローゼンバーグ氏はそれを受けて、次の8点を現況として報告しています。(坂 達也)

 

以下はローゼンバーグ師からのものです。

 

1)1973年のヨム・キッパー戦争以来初めてシリヤとイスラエルが交戦状態に入った。

2)先週土曜日(11月10日)以来、160以上のロケット弾がイランが背後にいるガ

ザ地区のパレスチナ・テロリスト軍からイスラエルに向けて発砲された。それにより

40人以上のイスラエル人が傷を負った。

3)エジプトからの圧力により、ハマスはこの24時間中はロケット発射をかなり控えて

来たが、シナイ半島にいるテロリストから本日4発のロケット弾が南イスラエルに打

ち込まれた。

4)先刻ハマス軍のトップ司令官が殺されたニュースが入ったが、その報復として、ガザ

地区からの激しいロケット弾打ち込みが再開されることが予想される。

5)一方ガザ地区支配を失ったパレスチナの指導者たちは、国家としての一方的独立を宣

言する方向に動き出し、この11月29日に予定されている国連総会でそれが認めら

れることを要求している。この一方的な独立国宣言をすることは、PLOとイスラエル

両国間で同意・調印したオスロ条約に違反する。

6)オバマ政府はパレスチナのアバス会長に一方的宣言をしないように圧力をかけ、オバ

マ大統領は個人的にアバス氏に電話で要請した。

7)あるメディヤ筋によれば、もし一方的独立をパレスチナが宣言するような事態になれ

ば、イスラエルはアバス氏をトップの座から引き下ろすと警告していると言う。

8)もしこれらの一連のニュースが緊急事態ではないとすれば、もう一つ重要なニュース

がある。それは今週予定されている新しいIAEAの報告によれば、イランは現在地下

深いところに設けられたFordow原子力施設で原子爆弾開発に順調な進展が見られて

おり、そこでは既にウラニュウム濃度を2700までcentrifuges遠心分離出来てい

ると言われる。(ローゼンバーグ師の報告は以上です)

 

 

ローゼンバーグ師は、上記の事態から、世界で今最も危険な関係にあるイランとイスラエル間で、イランは既にイスラエルに対して事実上宣戦布告をしている状態にあり、イスラエルのナタニヤーフ首相が、近々に、イランに対してフルスケールの戦争に入る可能性が充分にある。そうなれば中近東全体に火が付く可能性を後書きのコメントに書いております。

以上は師が今朝イスラエルから発信した、師のニュースレターFLASH TRAFFIC から要約して訳したものです。(坂 達也)


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