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30 9月

天の故郷を夢みたアブラハムの信仰        坂 達也       2012年9月30日


天の故郷を夢みたアブラハムの信仰

坂 達也

アブラハムは、神からカナンの地を与えると約束されました。しかし、実際にカナンで住んだのは他人から借りた土地で、そこで仮のテント生活をし続けました。アブラハムが自分で所有した土地と言えば、サラが127歳で死んだ時に彼女を葬るためにヘテ人から買った洞穴とその回りの僅かな畑だけでした。こうして彼は生涯を寄留者の旅人として過ごしました。

 

彼は他の信仰者と同じように「信仰の人として死に、約束のものを手に入れることはありませんでした。はるかにそれを幻で見て喜び迎え、地上では旅人であり、寄留者であることを告白していました。彼は自分の故郷のことを思っていましたが、その故郷はこの世ではなく、よりすぐれた天の故郷にあこがれていたのです。それ故、神は彼らの神と呼ばれることを恥とせず、事実、神は彼ら(真の信仰者たち)のために天に都を用意しておられました。」とヘブル書11:13-16に書かれています。

 

彼らはこの世を享楽する人生を追い求めたのではなく、神と共に暮らす天での「永遠の命」を夢見ていたのです。これはキリストを信じる者の特権です。私たちがどの時代に生きようと、この「よりすぐれた天の故郷に常にあこがれれていること」が真の信仰者が持たねばならない「信仰の重要な要素」であると思います。

 

しかしそれだからといって、人がこの地上においてみじめな人生を送らねばならないのではありません。それが証拠に、神は彼とその家族を大いに祝福したので「アブラハムは家畜と銀と金とに非常に富んでいた。」と書かれております。(創世記13:2)

又、晩年信仰を極めたアブラハムについて次のようにも書かれています。「アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。」(24:1)

アブラハムはイサクを与えられてから後に、何と75年も生きながらえました。最後は全財産をイサクに与え、長寿を全うして175歳で死にました。アブラハムはこの世で神から最も祝福を受けた人間の一人です。

 

そこで考えてみたいと思います。先に述べたアブラハムが「よりすぐれた天の故郷に常にあこがれれていたこと」と、神が彼の地上での生涯を豊かに祝福で満たしたこととはどう言う関係にあるのでしょうか。

 

先ず第一に、彼が「よりすぐれた天の故郷に常にあこがれれていた」と言う事は、アブラハムが人間の生きる最終目標(デスティニー)をしっかりつかんでいたことを物語っています。そして、それが彼の信仰を支えたと思います。その目標を楽しみにして生きていたからこそ、彼は現実の人生で、神のことばが実現するまでに長い年数がかかったにもかかわらず、それに耐えるだけの信仰を持ち続けることが出来たのではないでしょうか。

勿論そのように導いたのは神であり、あくまで神のめぐみによってアブラハムは神を信じ続けられたのであると思います。

私はここでアブラハムのような信仰を持てば、この世で必ず物質面で祝福されると言っているのではありません。しかし、愛とめぐみ豊かな神は、アブラハムのような信仰を持つ者をこの世で「天からの祝福」で祝福しないような神ではないと申し上げたいのです。

 

私はそのアブラハムから学んで、不可能はない創造者と共に、今から最高の可能性を追う人生を生きたいと願う者のひとりです。イエス・キリストがそれを可能にして下さると心から信じます。(終り)


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