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Walk With God Ministries

19 5月

その石を捨てなさい!   ビル・ヨント        2012年5月19日


その石を捨てなさい!

ビル・ヨント

 

最近私は一組の男女が 歩いているのを見ていたとき、 強い罪意識に襲われました。私は彼らの様子を見て、すぐに「彼らは深い罪の生活をしている」という結論を出し、その罪の内容までも断定し始めたのです。その時、聖霊が私の心の思いを遮ってささやかれました。「でも、もしかして彼らがわたしを見つけたいと心の内で叫んでいて、 奇跡なしには今日の一日を生きていけないのだとしたらどうか? 二人のうちの一人が『今日なにかよい事が起こらなかったら、命を断とう』と考えているとしたらどうでしょうか? そして、わたしが彼らを見る機会をあなたに与えたのですから、わたしが彼らに触れてわたしと出会うように出来るのは、あなたを通してだけだとしたら、どうでしょうか? あなたの手にある石を捨てなさい。」と。

「主よ、 あなたが見られるようにその人を見ることができるようにいつもしてください。私がもう二度と石を取り上げることのないように助けてください!」と私は心で叫びました。

 

文字は殺し、御霊は生かす


「わたしがあなたに話したことばは、霊であり、またいのちです。」ヨハネ6:63

何年も前のことですが、交際をしている若いカップルのことを私は心配していました。彼らの関係が主の御前で清くないことを強く感じていたからです。私はその若い女性に、私はあなたとあなたのボーイフレンドと一緒に話をしたいのですが、と頼みました。彼女は承諾しました。これは彼らの交際の仕方に関しての「 聖なる対決」になると分かっていましたので、私は彼らの罪をはっきりと示すような聖書箇所を集め始めました。

彼らと会う前の夜、私は彼らをやっつけるための弾丸(聖句)を銃に一杯こめ終わり、私の指は銃の引き金を引きたくてむずむずしました。その夜ベッドに横たわると、主が寝室にはいってこられ、次にように 語られたのです。「息子よ、明日若いカップルと会うとき、彼らにはネガティブな言葉は一つも言わないようにしてほしいのです。あなたが疑いを持ち、あるいは事実として知っているような彼らの罪の生活に関しては、何も言わないようにしなさい。ただ『神はあなた方の人生に大いなる召しを与えられていて、それは予定通りのスケジュールで進んでいます!』とだけ告げなさい。」

 

主は私からつめた弾薬をすべて取り去られました! 翌日彼らと共に座についたとき、私はただ次の言葉を告げました。「あなたがた二人の人生には神からの偉大な 召しがあり、それは予定通りのスケジュールで進んでいます!」

その瞬間、彼らの顔つきが変わりました。彼らは私が彼らのライフスタイルを知っていてその話を持ち出すとばかり思っていたので、驚いたのだと思います。すべてのことをご存知である全能なる神ご自身が、自分たちの罪に目を留めるのではなく、恵みの目をもって自分たちを見ていておられることに(気が付き)彼らは衝撃を受け畏敬の念をいだきました。

私たちが人の霊にむかって話すならばその人の霊が立ち上がり、肉にむかって話すならばその人の肉が立ち上がることを、私は今教えられています。もしも私が話そうと思っていたことを話したならば、彼らはもう二度と私の前には現れなかったかもしれません。私が神からの言葉を彼らに告げた時から、少しずつ彼らの心は主に向かい始め、6ヶ月後に彼らは教会に通い始め、神を心から信じ、誰にも言われないのに十一献金をするようになりました。

 

人々に神のことを話す前に、まずその人たちのことを神に話し、神が彼らをどのように見ておられるかを知ることが賢明でしょう。人々を悔い改めに導くのは主の慈愛なのです。(ローマ2:4)もし私たちが神の見られるように人々を見て、神が彼らについて言われることを言うならば、魂の収穫はずっと容易く起こると私は思います。ヤコブ2:12−13「自由の律法によって裁かれる者らしく語り、またそのように行ないなさい。あわれみを示したことのない者に対するさばきは、あわれみのないさばきです。あわれみは、さばきに向かって勝ち誇るのです。」

神は私たちを愛しているだけではなく、好きなのです

 

何年も前のことですが、 ある祈りに対して主が私の思ったようには答えて下さらなかったので、私はいらいらしていました。いや、いらいらしたばかりか、神に対して一日中その事で腹を立てていたことを私は告白します。その夜、眠りにつこうとした時、主は次の日曜日に私が奉仕をすることになっていた教会のことを非常に明確に語り始められました。

私が一日中腹を立てて主に話もしなかったのにも拘わらず、主から私に話かけてくださったので、私はびっくりしました。私は主にお聞きしました。「私が一日中あなたに腹を立てていたのを知っておられるのに、どうしてこんな風に私に話しかけられるのですか?」主が答えてくださいました。「息子よ、あなたは私に腹を立てているかもしれない。でも私はあなたに腹を立ててはいません! わたしの愛はあなたの愛とは違います。あなたがわたしを愛していても いなくても、わたしはあなたを愛しています。何があってもわたしはあなたを愛していますよ!」と。私はすぐに悔い改めました。主は(私の本当の姿を知っていながら)主の見方で私をご覧になって私を愛して下さっているのです。神は私たちを愛しておられるばかりか、私たちを本当に好きだと言っておられることを、私は今教えられています!(終り)

 


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