WWGM

Walk With God Ministries

04 9月

「フランシスに会いたい、と伝えてください」フランシス・フランジペン 2011年9月5日


「フランシスに会いたい、と伝えてください」

フランシス・フランジペン

 

サタンは、この世的なものを使ってあなたの気を神から逸らすことが出来ないときは、あなたを疲れ果てさせるという手段を用います。実際、私たちはなんと簡単に疲労困憊してしまうことでしょう。神から力を受けずに 「善き業」をする時、私たちから命とエネルギーが奪われてしまいます。

ダニエルは終の時に関して、敵は「wear down the saints of the Highest One (いと高き方の聖徒を疲れ果てさせる)」 と言っています。(ダニエル7:25)私たちが神の臨在なしに御心を行うことなど、神は決して意図されませんでした。神の目的を達成するための力は、祈りとキリストとの親密な関係から生まれます。 尽きることのない霊的な力の川を私たちが見出すのは、 神と共に親密に過ごす時間においてです。

 

善き業で疲れきる

 

1970年代の初めに私がミニストリーを始めた当初、 夜明けから正午までの時間を主のために聖別するようにと主から示されました。私はその時間を、祈りとワーシップ、御言葉の学びに用いました。 何時間も主をワーシップし、すばらしい 愛の聖所から生れ出る 賛美の歌を作ったことも度々ありました。主の臨在は私の喜びであり、主と過ごす時間はただ有益であるばかりでなく、主と私にとってとても楽しい時であることが分かりました。

 

しかしキリストによって私の人生に 実が実り始めるにつれて、 聖霊は 助けを求めてくる人々を私のもとに送り始めました 。次第に更に多くの人が来るようになり、私は主との時間の最後の45分を省略するようになってきました。時としてミニストリーの時間が夜遅くまで続いたので、以前にように朝早く起きることもなくなりました。

 

教会の成長に伴う様々な問題で、残されたディボーションの時間もあまり充実したものではなくなってきました。教会で働く人たちが増え、新しいミニストリーのための訓練やカンセリングや霊の解放のために、 主との時間は使われるようになってしまいました。勿論この変化は一晩で起こったわけではありません。何ヶ月も何年もの間に少しずつ、教会が「順調に成功」して行くにつれて、私のディボーションの時間は削られていきました。遂にはミニストリーが拡大していく一方で、それを支えて行くための油注ぎは減少していくという状態にいる自分を私は見出したのでした。

 

ある日、私のために常にとりなしの祈りをしていてくれる友人から電話がありました。彼が言うには、前の晩に主が夢で私のことを語られたというのでした。主が友人に何を語られたのか、もしかして主は教会のアウトリーチを増やしてくださるのか、もしかして必要な財源を与えてくださるのか、と思い、私の心は早く聞きたいという気持ちで一杯になりました。そして彼に夢の話をしてくれるように頼みました。

 

主が言われたことは、私が時間を費やしているプロジェクトや何を優先するかということには直接には関係のないことでした。主はただ「フランシスに会えなくて淋しい、会いたいと伝えてください。」と友人に頼まれたのです。

 

ああ、私たちはイエスと時を過ごすという特権をおろそかにする時に、何という重荷を背負い、何と疲れを溜め込んでいることでしょうか。私は主の御前に悔い改めて泣きました。そして自分の人生で何を一番にするかという優先順位を改めて調整しました。もう午前中にカンセリングはしないでおこう、その時間は再び神と共に過ごそう、と私は決意しました。

 

その頃教会に来始めた幾人かを失うだろうことは明らかでした。彼らは個人的なミニストリーを求めて来た人たちだったからです。前のようには彼らのために時間を割けないことは分かっていましたが、私は神のために決断をせねばなりませんでした。

私は次の日曜日に 会衆の前で、「午前中は神のために私の時間を聖別する」と発表しました。私は言いました。「お願いですから、電話をしないでください。カンセリングもしません。主と時間を過ごさねばならないのです。」私がそう言ってから次に起こったことは、私を驚かせました。全員が立ち上がり拍手をしたのです!彼らは神ともっと時間を過ごすリーダーが欲しかったのです!彼らは疲れている牧師にうんざりしていたのです。

 

これからこようとしている時代に、私たちがするべき第一の業は、キリストに仕えることです。これからは確かにプレッシャーも増し加わるでしょう。大いなる収穫と霊的な働きも起こるでしょう。しかしどのような状況の中にあっても、私たちが変ることなく先ず一番に立つべき場所は、神の臨在の中です。イエスとの交わりの時間を今持たなければ、主の顕れの日に主の栄光を見ることもできないのです。

 

祈り:父よ、私たちが密室で主と過ごすときに受けるイエスの香りがこの世に放たれるときに、 あらゆる場所で人々は初めて 主を知るようになります。多くのことに気を使い心配していたことをお赦しください。あなたの足下に座ることだけが唯一必要なことです。私はよい方を選びとります。そして決して取り上げられることのない 良いものを、あなたとの親密さの中で感謝をもって受け取ります。(終わり)


Post a Comment