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Walk With God Ministries

16 3月

大きな災害に見舞われた日本に与えられた使命


大きな災害に見舞われた日本に与えられた使命 

 

坂 達也

 

 今、日本の皆様は大変な試練の中におられます。特に親族友人で亡くなられた方、被災を受けて家もなく、この寒さの中で多大な困難に遭遇されている方々、被害のあった原子力発電所近辺で放射線被害に脅かされておられる方々等、謹んで心からお見舞い申し上げます。

 又、直接の被災を受けていない方でも日本人ならこの国家的惨事で心を痛めておられない方はいないと思います。その意味で、日本国民全員が深い悲しみの中にあり、同時に又、全世界の目が日本に集中されております。恐らくこれほど世界中が日本に集中して関心を抱いた時は未だかってなかったと思います。

 

 私はこの3月に入って霊的な空気が変わったと強く感じておりましたが、3月11日に日本で巨大地震と津波が起こった時、私はいよいよ世界が「終末の時代」に突入したことを強く感じました。日本の巨大な災害が全世界に先駆けて先頭を切ったのです。そして今全世界がこの日本の惨事を人事ではないという思いを持って、刻々と報道される日本の被害状況とその対応の仕方から真剣に学ぼうとしております。これから終末の大天災・人災が世界中に起こり広がって行くことは世界の人たちが感じているのです。

 

 そこで私たちはアメリカの預言者たちが何を言っているかを探し始めました。そして、14日(日本15日)にリック・ジョイナー師のインターネット放送で知ったのですが、22年前にボブ・ジョーンズ師が、日本に大地震が来る預言を主から受けていたそうです。その預言によると、日本に大地震が起こるまでは終末の艱難時代に入らないこと、そしてそれが発端となって、世界的な天変地異が起こり、経済恐慌からアナーキイズム(無政府状態)に発展するというものです。特にアメリカではカリフォルニア州に必ず大きな地震が起こり、それがノースウエスト地区(オレゴン、ワシントン州)に飛び火することが示され、このカリフォルニア州の預言はジョーンズ師だけでなく、ジョイナー師他、数人の預言者も確認しています。

 

 私はこの大災害が引き起こす影響について考えていたのですが、先ず、世界中で株が暴落したり、円が高くなったりしています。私は今、アメリカのメディヤ、特に経済紙に注目していますが、それによれば目下世界中で関心がもたれていることは、日本がこの被害の復興に掛かる膨大な費用をどうしてまかなうかと言うこととその影響についてです。

 日本は世界一の借金国ですが、幸いなことに日本が持つ全負債の90%は国民と国の企業が持っていて、その上、国民の貯金率、たんす預金まで含めれば世界でも有数の「金持ちの国」であることです。従って世界一多くの借金はかかえていても、言ってみれば身内同士で借金し合っている状態ですから、よそ様(外国)にご迷惑を掛けずに、自分たちで何とかまかなえる可能性があることです。

 

 但し、そのためには国民がこの際本当に危機感と責任感を持って、先ず国の家計簿の帳尻を合わせることに努力しなければならないと思います。これ以上借金をしないで減らすことです。本当にその気になれば、この災害を機会に、挙国一致し、国民が一丸となって立ち上がり、お互いに助け合い、協力しあ合うことによって、国民全体でこの危機を乗り越えつつ復興出来ると確信します。

 日本は一度大戦に破れ、そこから立ち上がった経験を持っています。そしてつい最近まで、日本は世界で二番目の経済大国であると言われて来ましたが、今は衰退の一途をたどっていると言う印象を世界中で強く持たれています。しかし、世界が終末の艱難の時代に突入するに当たって、神が、今回の災害により日本を敢えて一番手に選んだのはそれなりの理由と期待があってのことであると信じます。

 

 終末には大きな地震が来ることが聖書の多くの箇所で預言されています。地震といえば、日本が恐らく世界で一番の地震と津波の経験と古い歴史を持つ国でありましょう。その日本が、天下未曾有の大災害にどう対処するか、それに伴う経済復興政策においても、後に続く世界の国々に模範となる良い例を今回残すことによって、日本が再び世界のリーダーとなることが期待できるのです。既にテレビを通して、日本人があれだけ大揺れの地震の最中に平静に行動し、町が秩序正しいことを見て、世界中が今驚いています。

 

 その点今一番、国の経済が危ぶまれているのはアメリカです。問題はアメリカの借金は日本の反対で外国に膨大な借金をし、これからも継続して依存せざるを得ない状態にあることです。しかもアメリカの赤字垂れ流し財政は日本よりも深刻な現状です。これからアメリカがもし外国に国債を売って借金が出来ないようなことになれば、借金による自転車操業が止まって一挙に国が崩壊する可能性が十分にあるからです。

 

 そのアメリカに金を貸している最大国は長い間日本でしたが、この数年、中国が日本を少し追い越しました。しかし、その中国が一昨年からアメリカの国債を買い控え始めたのでアメリカが大慌てをしました。そして今、日本はこの災害によって今後アメリカの国債を買う余裕がないどころか、手持ちの国債を換金せざるを得ない事態となれば、いよいよ追い込まれるのはアメリカです。これでアメリカが転ぶ可能性が充分にあるとジョイナー師は言っていましたが、もしかすると、本当に世界経済恐慌に陥る引き金となることが危ぶまれます。

 

 そのような情勢下、世界に対して日本の持つ責任は大変大きく、今こそ、ここしばらく貧困して来た政治と経済政策を、国民全員が悔い改め、お互いに批判しけなし合う代わりに、一致協力する体制に入るべきであると思います。いよいよ日本は物質的にも霊的にも世界に先駆けて「非常事態」に入ったと信じます。

 

 そして今こそクリスチャンが立ち上がらなければ、いつ立ち上がるのでしょうか。何のために私たち教会は今までお互いを訓練して来たのでしょうか。人数の問題ではないと思います。主にあって、一人のクリスチャンが一つの町を救うことが可能であることは私が申し上げるまでもありません。

 

 いよいよ闇が濃くなって来ました。世の終わりには自然現象で多くの異常事態が起こることが預言されていますが、加えて、

 

 戦争が増す。

 物質主義、人が利己的になる。

 罪を犯す者が増える。

 信仰から離れる者が出る。

 より大きな悪魔の力が働く。

 反キリストによる政治・経済・宗教の世界統一の動きが激しくなる。

 国において、社会において、教会においてリーダーシップがなくなり、混乱する。

 あらゆる面でモラルの退廃、愛が冷える。

 クリスチャンの迫害が激しくなる。

 

 等のことが起こることは皆さんよくご存知の通りです。しかし世の中が暗くなればなるほど、私たち主を代表する者が、主の栄光を大きく光り輝かせる時です。教会の皆様、いよいよチャンス到来です。その意味においても、日本の教会が世界に先駆けて終末のリバイバルの先頭に立ち、世界をリードすることを大いに期待します。

 

 最後に、今私が特に示されているみ言葉があります。それは私たちクリスチャンは、先ず自分の家庭と家族を愛し、身辺を主にふさわしいものとすることです。

 

 「もしある人が、その親族を、ことに自分の家族をかえりみない場合には、その信仰を 捨てたことになるのであって、不信者以上にわるい。」(一テモテ 5:8、口語訳)

 

日本の皆様、心よりお祈り申し上げます。(終わり)

 

 

 

 

 

 


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