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Walk With God Ministries

25 10月

最近の中近東情勢 坂 達也 10月24日


最近の中近東情勢 坂  達 也 最近「世界のイスラム化Islamisation」の脅威が世界中に広がっていることのニュースをよく耳にします。 そのひとつに最近フランスのパリに起こっていることが報道されました。それは、イスラム教徒が街のある地区を歩道も路上もひざまずいた礼拝者で一杯にし、完全に交通止めの占領状態になっているのに、警察は観て見ぬ振りをしている姿でした。それがあまりにも目に付くのに見かねたパリジャンたちが、逆手に出て、ポーク・ソーセージとワインを手に持って街をプロテストのデモをして練り歩く姿をカメラで捉えたものでした。 私はCBNニュースが報道した映像のクリップを見たのですが、今、パリのフランス人はイスラムに対する強い警鐘と警戒の念に駆られており、イスラムが「一致協力した努力」によって、間もなく政府を乗っ取り、伝統的なフランス人の生き方が出来なくなる恐れを持っているというのです。それはフランスの民衆がイスラムにうんざりしている姿を伝えたものでした。 そしてこの報道は、このイスラム化の傾向が他のヨーロッパの国々とかイギリスにも広がりつつあり、やがてアメリカもそうなることは明白で、手遅れになる前に何とかしなければならないと結んでおりました。 現に、言われるまでもなく、アメリカでもその恐れが確実なスピードで現実のものとなりつつあります。イスラムからの大量の政治資金が流入し、政治家はイスラムに対して強い態度でものが言えなくなっていると言われます。クリスチャンの祈りとか礼拝は教育機関では全面的に禁止するという動きが常識となっている中で、イスラムの祈りと集会は「宗教の自由」という名目で堂々と行われ、それが広がりつつあり、それに文句を言わせない情勢です。

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ヨエル・ローゼンバーグ氏は、最近「The twelfth Imam」という新著(小説)を出版しました。 これは特にシーア派の回教徒の間で信じられていることのようですが、回教の創始者であるモハメットの死後、彼の後継者として12人のリーダー(imam)が現れる。その中で、最後の12番目に現れるリーダーがイスラムの真の救世主であると言われているそうです。(英語のインターネットではThe twelfth Imamについて色々説明されていますのでご参照ください。) 氏によれば、現にイランの最高指導者アヤトーラ・ハメネイKhameneiは、人の目から隠されて現れるという、この12番目のImamが彼を密かに訪れ、自分はそのImamの代表者である、そしてこのImamが人間社会を救出すると言っているそうです。 ローゼンバーグ氏は自分がこの本を書いた理由は、終末がいよいよ迫る時代に生きていながら、ほとんどの人たちはそれに気が付いていない。特にイランのやっていることが、イスラエルをこの世から抹消するという目的以上に、この世を破壊する「終末」の引き金を引くことになりかねないと言う警告を目的として書いたと言っています。 氏は本当にThe twelfth Imam が現れるかどうかは分からないが、下記の聖書の聖句がその可能性があることを言い表していることを無視できないと言います。 マタイ24:4-5「そこで、イエスは彼らに答えて言われた。『人に惑わされないように気をつけなさい。 わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。』」 又、24:11でイエスは「にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。」 そして、24:23-27で「そのとき、『そら、キリストがここにいる』とか、『そこにいる』とか言う者があっても、信じてはいけません。 にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。 さあ、わたしは、あなたがたに前もって話しました。 だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる』と言っても、飛び出して行ってはいけません。『そら、へやにいらっしゃる』と聞いても、信じてはいけません。 人の子の来るのは、いなずまが東から出て、西にひらめくように、ちょうどそのように来るのです。」 ローゼンバーグ氏は、最近中国の会社が核の部材・部品を国連の禁止決議にもかかわらず、イランに売り続けており、これがイランの核兵器を持つまでの時間表を早めていると言う危険極まりない事実であると指摘します。 これがThe twelfth Imamの現われ(と主張する事実)と相まって、イランが中心となって人類を滅亡に導く核世界戦争を起こし、イスラム救世主の時代に導き入れるのがイスラムの召命であると信じる人たちが今のイランを動かしていると言います。

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次にご紹介するのは、アメリカで人気のあるシッド・ロスSid Rothの番組に最近登場したヨエル・リチャードソンの終末に起こる聖書の預言に関するものです。この人は若い頃から、神が将来彼を用いて終末の聖書の預言に関する新しい理解を示すという約束の預言が与えられており、中東に約1年間住んでイスラエル・パレスチナ周辺の事情を実地に学んでよく理解する機会が与えられたそうです。 彼が先ず指摘するのは、聖書の預言、特に黙示録の解明において、今まではローマ帝国とかヨーロッパ的な考えに基ずくものが多かったが、もっと単純に聖書の基本にもどって、イスラエルを中心に、その回りのイスラム圏に焦点を当てるべきであると言います。 彼は黙示録17章に出て来る「女」「大バビロン」とは、最後に現れるイスラム帝国の中心となるサウジアラビアを指すと言います。 そして、その女を乗せた「獣」が出てきますが、この獣はトルコ(昔のオスマントルコ帝国1299年-1924年は、イスラム圏を500年以上統治した大帝国であった)の再来であると言います。「この女が座っている七つの山で、七人の王...五人はすでに倒れたが、ひとりは今おり」(黙示17:10)とある「今おる」のは六番目のローマ帝国のことでありその後に七番目として出てくるのが、経済大国サウジアラビアが後ろで操る、終末の「大イスラム帝国」である。そしてその「大バビロン」と密接な関係にある「獣」とは、一時致命的な傷を受け、打ち倒されたかに見えたが奇跡的に癒されて十本の角=十人のイスラム圏の王たちのリーダーとして再現する「トルコ帝国」であり、これが八番目に続くると解き明かします。 イスラム圏の国々は、世界で最も資源的に富裕な膨大な経済力を持ち、加えて最もラジカルで強力な宗教を武器として、今静かに世界侵略を進めています。確かに戦争をすれば米国とか西欧・ロシヤに敵わないかもしれませんが、今その米国と西欧の武力撤退が進んでおり、イスラム圏は一つの大きな空白地帯になりつつある。そのような戦略的に空洞化しつつあるイスラム圏で、今西欧に近く温和なサウジアラビアとエジプト、それに反してシーア派の過激的なイランの中を取りもって軍事的に統率するのがトルコであっても全くおかしくはないと言います。 現にトルコと言えば、イスラム諸国の中でもイスラエルと最も友好関係にあった国でした。しかし最近のフロテラ事件以降は急速にイスラエルと敵対するようになっています。 イスラム圏の国々の共通した願いは「イスラエルをこの世から消し去る」ことですから、トルコの台頭が、イスラエルに対して戦闘的なイラン、シリア等と協調して、イスラエルにいよいよ最後の戦いを挑む体制が出来つつあると見ています。 そのトルコがこの夏の軍事訓練で、昔は友好国としてそれに参加した来たイスラエルとか米国は除外して、中国を招いたと云われます。中国とトルコの関係が今急速に近まってきていると言う事実は、世界が非常にきな臭い緊迫した情勢に変わりつつあることを物語っていないでしょうか。 以上、最近の情報をお伝えします。 坂 達也

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