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Walk With God Ministries

31 1月

色々ある        坂 柚実子     1月31日


色々ある

ハワイに住むようになって、毎朝のようにパパイヤを食べています。オレゴンから遊びに来た人と一緒にスーパーに買い物に行きましたが、食料はほとんど全部といっていいほど、オレゴンよりハワイのほうが高いです。ハワイのほうが安いものは、というとパパイヤとマンゴ、パイナップルくらいのものでした。
安いパパイヤですが、朝食に食べていると、やっぱりリッチな気分です。半分に切って中の黒い種を出すのですが、私は内心いつもその種の多さに驚嘆するのです。マンゴの種は大きいのが一つだけなのに、パパイヤの種はなんでこんなに沢山に神様はしたんだろう、と思うのです。マンゴとパパイヤの木は生育形態が全く違いますから、きっとパパイヤは沢山種を作っておかなければならない理由があるのだと思います。ちなみにパイナップルはどうやって育てるかご存知でしょうか。パイナップルの実の上の葉の部分を土に植えると新しいパイナップルの苗になるのですよ。

うちの庭には、ピンクの花のジンジャーが植わっています。その花が終わりかけると花の中から新しい葉っぱが出てきて、それが新しい苗になります。私はそうやって殖やすのが楽しくて、今は庭に沢山ジンジャーの子供たちが育っています。同じジンジャーでもホワイト・ジンジャーは全く花の形も違い、匂いも違います。私の亡くなった母は台湾で子供時代をすごしたからでしょうか、家の庭にレーシ(苦瓜)やホワイト・ジンジャーを植えていましたので、私にとっては懐かしい花です。甘い清らかな匂いがします。黄色のジンジャーも又、花の形も匂いも違います。

私は何が言いたいか、というと、なんでも色々あるんだな、ということなのです。神様の創造はなんと多種、多様、多彩であることでしょう。それと反対に、人間が作るものはどうしても画一的になってしまいます。教会のことを考えるとき、神様はいろいろあっていいんだよ、と言っておられると思うのです。

グラハム・クック師がかかわっていたイギリスの一つの教会は、建物の中では集会をしない教会だそうです。それは大道芸人が集まった教会で、彼らは都会や田舎に出かけていって、集まった人に大道芸を見せながら、福音を語るのです。観衆に自分を縛りあげてもらって、縄から抜け出しながら自分が罪に縛られていたときにイエスによって救われた証を笑わせながらしていく、というようなことをするそうです。彼らは共に集まり、賛美し、御言葉を学び、祈りあい支えあっているから教会なのです。

これはちょっと突飛な例だとは思いますが、教えられる事があるではありませんか。人間的な考えではなく、神様から示されたように教会を建て上げていくとき、きっと一つ一つ、雪の結晶のようにユニークで美しい教会ができるのではないでしょうか。他と比べることもなく、競争する必要もない、それぞれはキリストの身体の一部として大切な働きをしていくように作られるのです。

私たちはハワイに来て初めの一年間はハワイで一番大きな(1万2千人)ニュー・ホープという教会に通っていました。主任牧師のコーディロ師は日本でも良く知られた方で、それはすばらしい説教者です。私たちはそこで大変恵まれましたが、私たちが遣わされるところではないことがわかりました。そして導かれてニュー・ライフ・チャーチのメンバーになったのですが、そこは120人の教会です。この大小2つの教会はそれぞれに神さまからの特別な使命をいただいており、活き活きと活動しています。又、ニュー・ライフで今まで賛美リーダーをしていた人が、今回「家の教会」を始めるということで、みんなから祝福されて教会を出て行くことになりました。オダ牧師が心から「家の教会」のコンセプトに賛成しておられ、彼の新しい出発を喜んでいるのが彼の言葉からよく分かりました。(そして神様は新しい賛美リーダーも備えてくださいました。)

メガ・チャーチも小さな教会も、又、家の教会も神様は祝福されます。大切なことは、それが主の教会であって、主の導きを求め、主に従っていくということではないでしょうか。(終わり)



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